10月の北海道は、一年で最も変化の大きい月かもしれません。月の初めはまだ秋で、終わりにはもう冬の入口に立っています。同じ月のなかで、装備も走り方も変えなければならない。
旅行で来られる方にも、旭川で暮らしている方にも関係する話です。10月に車で動くときの注意点を、上旬・中旬・下旬に分けて整理しておきます。
10月上旬:まだ秋、ただし山は違う
旭川の市街地は日中15度から20度くらい。過ごしやすい時期です。紅葉は層雲峡や三国峠あたりがピークを迎えます。
注意すること
- 峠の朝晩は氷点下になることがあります。三国峠のような標高の高い場所では、路面凍結の可能性が出はじめます
- 日没が17時台。山あいの道は街灯がないので、明るいうちに戻る計画に
- エゾシカの活動が最も活発な時期です。繁殖期にあたり、道路への飛び出しが年間で最多になります
- 紅葉の名所は混みます。朝早く動くのが確実です
10月中旬:紅葉が里に下りてくる
山の紅葉は終わりに近づき、美瑛の丘や旭川市内の並木が色づきます。気温は日中10度台前半、朝は一桁になる日が増えてきます。
注意すること
- 初雪の可能性。旭川の市街地でも、この時期に初雪が観測される年があります
- 濡れた落ち葉が滑ります。紅葉した並木道やカーブの外側は特に
- 日没が16時台に。夕方の行動時間が急に短くなります
- 冬タイヤの交換を検討しはじめる時期です。最低気温が5度を下回る日が続いたら準備を
10月下旬:冬の入口
峠は本格的に冬の装いになります。市街地でも、朝に霜が降りる日が出てきます。ここからは「秋のつもり」で動くと危険です。
注意すること
- 冬季通行止めが始まる区間があります。山岳道路は順次閉鎖されます。出発前に道路情報の確認を
- 橋の上、トンネルの出口、日陰のカーブ。この3か所は路面が凍りやすい場所です
- 朝の霜。フロントガラスが凍ります。解氷スプレーとブラシを積んでおくと朝が早く済みます
- 暖房を使うと燃費が落ちます。給油の間隔を少し詰めてください
10月に持ってきてほしいもの
- 上着は必ず。市街地と山で10度以上違う日があります
- 手袋。下旬になると、朝の車の準備で必要になります
- 歩きやすい靴。紅葉の名所は坂道や階段があります
- サングラス。秋は太陽の位置が低く、朝夕の逆光が強烈です
最後のサングラスは意外と見落とされます。10月の朝夕は、真正面から低い太陽が差し込んで、前がほとんど見えなくなる時間帯があります。特に東西に走る直線道路では要注意です。
10月ならではの良さ
注意点ばかり書きましたが、この月にしかない良さもあります。
- 観光客が少ない。紅葉のピークを過ぎれば、どこも驚くほど静かです
- 空気が澄んでいる。丘から十勝岳連峰がくっきり見える日が増えます
- 収穫が終わり、味覚が充実する。新米、そば、りんご、根菜。直売所が面白い時期です
- 虫がいない。夏に苦労したフロントガラスの虫がなくなります
写真を撮る方には、実は10月が一番いいと言う方もいます。人がいなくて、空気が澄んでいて、光が低い。条件としては悪くありません。
10月の車選び
- 上旬・市街地と近郊中心:軽(1日4,290円)で十分です
- 峠や山道を含む:SUV(1日7,290円)。登坂と視界に余裕があります
- 下旬・長距離:コンパクト(1日4,980円)以上。路面が読めない時期は安定感が効きます
- 4名以上:シエンタ(1日5,980円)または1BOX(1日7,590円)
10月下旬以降のご利用については、その時点の気象状況に応じてタイヤの装着を判断しています。時期が近くなったらお問い合わせください。
まとめ
10月の北海道は、上旬が秋、中旬が晩秋、下旬が冬の入口。同じ月のなかで環境が変わります。共通して気をつけるのは、峠の路面、早くなる日没、動物、そして朝夕の低い太陽です。
一方で、人が少なく空気が澄み、味覚が充実する月でもあります。装備さえきちんと用意すれば、静かでいい時期です。
ご相談ください
「この日程で、峠は越えられますか」といったご質問も承ります。その時期の道路状況を踏まえて、行き先とルートをご提案します。
お電話は0120-923-634。LINEやウェブのお見積もりフォームからもご相談いただけます。営業時間は9:30〜18:30(受け渡し・ご返却の最終受付は18:00)、毎週火曜が定休日です。いただいたお問い合わせには営業時間内に順次お返事いたしますので、少しお時間をいただくことがあります。旭川市永山二条10丁目1番39号です。
